突然ですが、結婚の周年記念として銀婚式や金婚式が有名ですが、実は1周年からいろいろ設定されているのをご存知でしょうか。
いくつかバリエーションがあるようですが、1周年は〈紙婚式〉、2周年は〈綿婚式〉、3周年は〈革婚式〉、4周年は〈絹婚式〉、そして5周年は〈木婚式〉と言われています。
この木婚式の「木」には、“夫婦が5年かけて一本の木のように根を張り、枝葉を伸ばしてきた”という意味が込められているのだそうです。
それならば、5周年を迎えたこの「みずなし・こばなし」も、ささやかな記念日を迎えたのかもしれません。
5年前、この連載を始めた当初は、小さな小さな種がひとつ、土に蒔かれただけだったのでしょう。奇しくも、初めて執筆した記事も、植物であるぶどうの話でした。
しかしそこから、読んでくださる皆さんの「毎月楽しみにしています」「この前の記事、面白かったですよ」という声が、水や太陽となり、芽を育んできてくれました。幹だけを見れば一本の木ですが、この木を育てたものは数知れず。「みずなし・こばなし」の5周年もまた、そんな木婚式なのだと思います。改めて感謝を申し上げます。
木というのは、毎日見ていると成長がわかりにくいもの。連載も同じで、一本一本の記事を書いていても、何も変わっていないような気がします。時には、書くべきテーマを思いつかず、生みの苦しみを味わった「冬」の時期もありました。
けれど、5年という時間を振り返ると、そこには着実に、年輪が刻まれているはずで、ようやく木と呼べるものになっているのかもしれません。
そう考えた時に、「ああ、中学受験生も同じかもな」と感じました。
啓明館は2年生から通塾することができます。そこから数えると、中学入試本番を迎えるまでちょうど5年間。もちろん、人によっては3年生から、4年生から、時期に違いはあるでしょうが、全員が同じように中学受験を志し、啓明館の門を叩きました。その頃は、種を蒔いたはいいものの、ちゃんと芽が出るのだろうかと不安になり、芽生えたら芽生えたで、その苗木は、弱く頼りなく感じられたかもしれません。
しかし、そこから子どもたちは大きく成長していきます。温かな家庭という土の中でゆっくりと根を伸ばし、保護者や教師からの叱咤激励や、机を並べて共に戦う仲間たちとの切磋琢磨を、水に変え、光に変え、養分に変え、逞しく育っていきます。そして、大人たちの想定する以上に太く頼もしい大樹となり、中学入試という強風を乗り越えていく。そんな啓明館生を何度も見てきました。
だから、私は今日も子どもたちの前に立ち、全力で授業をしていきます。啓明館の授業が、教師が語り掛ける言葉が、彼らの成長の糧になることを祈って。
そしてそれは、この「みずなし・こばなし」も同じです。記事を読んだ通塾生の保護者が、我が子に接する時のヒントを得たり、通塾生諸君が読んで学習へ向かう意欲が搔き立てられたり、あるいは、啓明館のサイトを訪れた外部の保護者が、啓明館とはどんな塾かを知る一助となったりすることを切に願い、これからも記事を執筆していきます。
5周年という節目は、あくまで通過点。
「こばなし」も、私自身も、さらなる大木を目指し、邁進していきます。中学受験生諸君の、自立・自律、そしてその先にある、大いなる成長のために。
いくつかバリエーションがあるようですが、1周年は〈紙婚式〉、2周年は〈綿婚式〉、3周年は〈革婚式〉、4周年は〈絹婚式〉、そして5周年は〈木婚式〉と言われています。
この木婚式の「木」には、“夫婦が5年かけて一本の木のように根を張り、枝葉を伸ばしてきた”という意味が込められているのだそうです。
それならば、5周年を迎えたこの「みずなし・こばなし」も、ささやかな記念日を迎えたのかもしれません。
5年前、この連載を始めた当初は、小さな小さな種がひとつ、土に蒔かれただけだったのでしょう。奇しくも、初めて執筆した記事も、植物であるぶどうの話でした。
しかしそこから、読んでくださる皆さんの「毎月楽しみにしています」「この前の記事、面白かったですよ」という声が、水や太陽となり、芽を育んできてくれました。幹だけを見れば一本の木ですが、この木を育てたものは数知れず。「みずなし・こばなし」の5周年もまた、そんな木婚式なのだと思います。改めて感謝を申し上げます。
木というのは、毎日見ていると成長がわかりにくいもの。連載も同じで、一本一本の記事を書いていても、何も変わっていないような気がします。時には、書くべきテーマを思いつかず、生みの苦しみを味わった「冬」の時期もありました。
けれど、5年という時間を振り返ると、そこには着実に、年輪が刻まれているはずで、ようやく木と呼べるものになっているのかもしれません。
そう考えた時に、「ああ、中学受験生も同じかもな」と感じました。
啓明館は2年生から通塾することができます。そこから数えると、中学入試本番を迎えるまでちょうど5年間。もちろん、人によっては3年生から、4年生から、時期に違いはあるでしょうが、全員が同じように中学受験を志し、啓明館の門を叩きました。その頃は、種を蒔いたはいいものの、ちゃんと芽が出るのだろうかと不安になり、芽生えたら芽生えたで、その苗木は、弱く頼りなく感じられたかもしれません。
しかし、そこから子どもたちは大きく成長していきます。温かな家庭という土の中でゆっくりと根を伸ばし、保護者や教師からの叱咤激励や、机を並べて共に戦う仲間たちとの切磋琢磨を、水に変え、光に変え、養分に変え、逞しく育っていきます。そして、大人たちの想定する以上に太く頼もしい大樹となり、中学入試という強風を乗り越えていく。そんな啓明館生を何度も見てきました。
だから、私は今日も子どもたちの前に立ち、全力で授業をしていきます。啓明館の授業が、教師が語り掛ける言葉が、彼らの成長の糧になることを祈って。
そしてそれは、この「みずなし・こばなし」も同じです。記事を読んだ通塾生の保護者が、我が子に接する時のヒントを得たり、通塾生諸君が読んで学習へ向かう意欲が搔き立てられたり、あるいは、啓明館のサイトを訪れた外部の保護者が、啓明館とはどんな塾かを知る一助となったりすることを切に願い、これからも記事を執筆していきます。
5周年という節目は、あくまで通過点。
「こばなし」も、私自身も、さらなる大木を目指し、邁進していきます。中学受験生諸君の、自立・自律、そしてその先にある、大いなる成長のために。

