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合格の秘訣



自分自身がかつての受験前日に何をしていたかを思い起こしてみると、高校受験の時も大学受験の時も、好きな音楽を聴いていました。
もはや前日になってあたふたしているようではダメだ、むしろ泰然自若としていようと、好きなロックをコンポから流した記憶があります。確かBon Joviの奏でるゴリゴリのロックだったはず。今となっては、もっと落ち着いた曲にすればよかったのに……と思いますが、無意識のうちに緊張していたのでしょう。その緊張を、テンションが高めの曲で紛らわせていたのかもしれませんね。

受験当日の朝は、スッキリ目覚めました。特に緊張するでもなく、いつも通りの生活を送り、そして家を出て、試験会場に向かう。その道中も、いつも通り音楽を聴いていました。


元受験生として、明日からの入試を控える子どもたちに、ひとつだけ合格の秘訣を伝授しようと思います。

それはズバリ。

“いつもと同じように”。

何を当たり前のことを、と思われるでしょうが、私が思う合格の秘訣はこれ以外にありません。

その真意を説明するために、入試という現場の解像度を上げてみましょう。
試験会場に到着する。自分の受験番号に従って着席する。試験監督が入室する。1教科目の問題と用紙が配布される。「はじめ」の合図で問題を解き始める。「やめ」の合図で筆記用具を置く。休憩に入る。次の教科が始まる。
この一連の流れは、今まで皆さんが取り組んできた各種のテストや模擬試験と何も変わらないはず。入試本番だからといって何も特別なことはないのです。
であれば、やることはただひとつ。今までそうしてきたように問題を解くだけ。国語であれば文章を読んで設問に答える。算数であれば、何を答えるかに注意しながら答案を作成する。理科や社会も、これまでの練習通りに問題を解き進めればいいのです。その練習は、皆さんであればたくさん積み重ねてきたはずです。

そしてまた、よいパフォーマンスが出た時って、終わった後には記憶がすっぽり抜け落ちていることってありませんか。少なくとも私はあります。自分が解いた試験問題は実は記憶が薄くて、むしろそこに至るまでに取り組んだ過去問題の方が記憶に強く残っています。
どうしてそんなことが起こっているのかというと、問題を解いている間、とんでもなく集中していたからだと思います。1問解き終わったらその問題のことは忘れて次の問題へ進む。1教科終わったらその教科のことは忘れて次の試験の教科のことを考える。テストとはその繰り返しです。そして、正答をひとつひとつ積み重ねていったその先に、合格があるのです。

皆さんはこれまで憧れの志望校合格へ向けて、言葉では言い表せないくらいの努力を積み重ねてきたことでしょう。そして、明日の入試当日だって、試験が始まるその瞬間までは合格するための努力を続けるはずだし続けるべきです。
その中で忘れてほしくないのは“いつもと同じように”というキーワード。一旦試験が始まったら、問題を解くことに集中しましょう。問題文をちゃんと読んで、必要なことを答案に残す。問題を解くことこそが、合格への唯一の道です。


2月1日からの数日間というのは、受験生諸君にとって特別なものでしょう。
でも、明日からもいつも通りでいいんです。
あまりに気が抜けているのはいただけませんが、緊張しすぎることはありません。
皆さんの先輩も、努力を結実させてきました。そして、何年も入試に携わっている我々だから、断言します。皆さんの努力は、必ず実を結びます。自分を信じられなくなったら、皆さんを信じる我々を信じてください。

受験生諸君の健闘を、大いに祈っています。