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あいさつ恐るべし



今年の春期講習も、大盛況のうちに終了しました。
4年生と6年生は、おそらく初めて経験する授業時間の長さでした。4年生は50分×3時限、6年生は75分×4時限。5年生も通常授業の倍の長さです。
現在はすでに通常授業に戻っていますが、どの学年でも授業が終わると「え、もう終わったの!?」という声がそこここから聞こえてきます。「君たちに集中力が身に着いてきた証だね~」なんて声をかけると、みな一様に嬉しそうな顔を見せてくれます。これからの生徒たちの成長が教師一同楽しみで仕方ありません。

さて、春期講習中に生徒たちを教室へ迎え入れる中で気づいたことがひとつ。それは「あいさつの声が聞こえない」こと。確かに生徒たちは4階まで階段で上がってくるわけですから、相応に疲れると思います。もちろん、高学年の生徒を中心に元気にあいさつをしてくれる生徒はいましたが、あいさつが聞こえてこないのは、(古い考えなのかもしれませんが)寂しいというか物足りないというか、そんな気持ちになってしまいます。
そこで、担当した4年生のあるクラスの生徒たちに「あいさつがしっかりできる人間になろう!」という話をしました。すると、目に見えて子どもたちの様子が変わってきたのです。
授業前に私を見つけると「おはようございます!」と元気にあいさつをしてくれる生徒。
私の「おはよう!」の声に思わず「おはよう…」と反応してしまい、どぎまぎした顔で「…ございます」と付け加える生徒。
明後日分までのあいさつですと言って3回くらい連続でおはようを言う生徒。
もちろん、私が暑苦しいくらいに大きな声であいさつをしていたので、気圧されてしまった生徒もいたかもしれませんが、それでもこの前向きな変化は私にとって非常に喜ばしいものでした。
たかがあいさつ、と思うかもしれませんが、あいさつって大事なものだと思います。啓明館に来ての「おはようございます」「こんにちは」のあいさつ。授業がはじまる時の「お願いします」のあいさつ。授業が終わっての「ありがとうございました」のあいさつ。そして帰る時の「さようなら」のあいさつ。爽やかにあいさつすれば、お互いに気分が晴れ晴れとしますし、気持ちの良いあいさつをしている人は印象が3割増しくらいに良く感じることがあるものです。
先ほど話をしたクラスは、あいさつが元気になったこともさることながら、授業の雰囲気も心なしか明るくなったように感じられます。やはりあいさつをしっかり行うことで、気持ちも清々しいものになったのでしょう。あいさつ恐るべし、です。
さらに、普段の何気ないルーティーンである「あいさつ」だとしても、楽しそうに取り組む子どもたちの姿に感銘を受けました。啓明館の生徒たちのその「なんでも楽しもうとする姿勢」は本当に素晴らしいと感じました。快いあいさつのもと、明るい雰囲気で授業を受けると、学習効果も高まるのかもしれません。
生徒の皆さん、お互いに清々しい気持ちで授業に臨めるよう、これからも元気なあいさつをしていきましょう!