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ホーム > みずなし・こばなし > 教師インタビュー企画!その3

教師インタビュー企画!その3



啓明館教師の人となりを子どもたちだけでなく多くの保護者にも知ってもらうために!
私、水梨が啓明館教師へ突撃インタビュー!

第3弾のゲストは、神田俊和先生です!

§1 教師を志したきっかけ

水梨:今日は宜しくお願い致します。まず初めに、教師を志したきっかけを教えてください。
神田:はじめは、友人や妹に学校の定期テストのポイントなどをアドバイスして、そのことを喜んでもらえたのが嬉しかったんだと思います。それがあって、学生時代に個別指導塾でアルバイト講師として働き始めました。ある時担当したNくんという生徒、とても内向的な子だったんですが、何かで褒めたことを境に目の色を変えて俄然やる気に満ち溢れた、ということがありました。その経験があったからこそ、教師という職に「ハマって」しまったんだと思います。
水梨:何か駆け出しの頃の苦労話とかありますか。
神田:そのアルバイト時代の話ですが、当時の私は授業で生徒たちが何かのきっかけで騒がしくなるのを上手く制御できませんでした。すると授業中にもかかわらず教室の扉が開いて、当時の教室長である上司が一喝! 教室はシーンと静まり返り、授業は進めやすくなったんですが、もう悔しくて情けなくて。それからは、もうあんな思いをしたくないという一心でしっかり自分で教室をコントロールし、生徒を前向きにさせられるように努めました。
水梨:やはり駆け出しの頃は皆さん苦労するんですね。

§2 指導におけるこだわり

水梨:神田先生のキャッチコピーは「知情意を兼ね備えた記述指導の雄」ですが、記述の指導におけるこだわりを教えてください。
神田:「記述が書けるようになる」には、いくつか段階がありますが、まずは子どもたちに「書こう」と思わせることだと思います。そのためには、できるだけ直接、答案の添削をすること。そしてその都度声をかけること。それが根幹の部分でしょう。不足部分の指摘や、テクニカルな内容は枝葉の部分だと私は思っています。
水梨:ここ数年の中学受験の国語を見ていると、どの学校もかなりの記述力が求められますが、その辺りはいかがですか。
神田:ひとつこだわっているのは、6年後期の志望校の過去問演習です。一口に記述問題といっても学校ごとにそれぞれ特徴がありますから、個々の答案のやり取りだけでなく「〇月〇日は20XX年の問題をやってくる!」と事前に指示を出しておいて、集団で添削することがあります。私からのアドバイスだけでなく、生徒たちがお互いの答案を見ることによる学びも多いと思っています。縦の関係だけでなく、横のつながりからも刺激をもらい、切磋琢磨する集団をつくりたいですよね。

§3 教師として、父として

水梨:神田先生と私は子育て仲間ですが、やはり我が子を育てることと、啓明館で子どもたちを指導することは違いますか。
神田:水梨先生も分かってくれると思うんですけど、子育ては大変ですよね(苦笑)
水梨:ええ、本当に。(苦笑)
神田:保護者会などで啓明館保護者の皆さんには、「褒めてあげてください」というお願いをしていますが、いざ我が子となるとなかなか難しくて……。「早く〇〇しなさい」と言ってしまったり、傷口をえぐるように厳しく叱ってしまったり、後から反省しきりです。
水梨:めっちゃわかります。
神田:ただ、だからこそ「塾教師」としての我々の存在意義があるんだとも思っています。親とも違う、学校の先生とも違う、第三のオトナとして、教科指導はもちろんのこと、生徒が成長する息吹を与えられればと思います。そのためには、やはりしっかり認めて、褒めて、信頼関係を築いていくことが大事です。

§4 生徒への思い

水梨:生徒たちに向けて、国語ができるようになるにはどうすればいいでしょうか。
神田:まず、これは声を大にして言いたいのですが、啓明館の国語の教材は、普段の授業やテストの作問も含めて、本当に素晴らしいと思います。読んで面白いだけでなく、学びや成長につながる文章が盛りだくさん。私も教材として読んで続きが気になった本は自分でも買い求めて、我が子に読ませることもあります。
水梨:そう、啓明館の国語教材は本当にすごい! まずは「啓明館の教材や指導を信じて!」ということですよね。
神田:そうなんです。そのうえで、もちろん読書や音読は大切なのですが、それに限らず、マンガや映画から感化されることもあるでしょうし、スポーツや芸術や習い事などの色々な実体験、人間関係も広い意味での「国語力」につながると思っています。だから、そのような机上の勉強以外の部分も大切にしてほしいですね。
水梨:本を読んでいて、わからない言葉が出てきたらどうすればいいですか。
神田:身近なオトナに聞くことです。もちろん、自分で辞書を読んで調べるという正攻法もありますが、それよりもおうちの人や若しくは我々教師に口頭で聞いて、実例を挙げてもらった方が「生きた言葉」として身に着けることができるはずです。そうした言葉の土台、すなわち「語彙力」が読解力や記述力につながっていきます。
水梨:なるほど~。インタビューの今の部分だけでも子どもたちに聞かせたいですね。では最後に、今後の夢や野望があれば教えてください。
神田:野望ですか……。やはり担当生徒全員が第一志望の学校に合格すること、ですね。未だかつて達成したことはないので、いつか必ず実現させます!

いかがでしたか。
神田先生の、柔らかいながらも芯の通ったパーソナリティ。同じ教師として私も学ぶところが大きかったです。私も、娘にはいろいろ本を読んでほしいと思っています。もちろん啓明館生のみなさんにも!

次回をお楽しみに!