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ホーム > みずなし・こばなし > 教師インタビュー企画!その1

教師インタビュー企画!その1



今回は、普段とはちょっとテイストを変えてお送りいたします。

我々啓明館の教師は日々子どもたちの前に立って授業をしているわけですが、保護者の皆様とお話しする機会は定例の面談や保護者会くらいで、そう多くはありません。
そこで!
啓明館教師の人となりを子どもたちだけでなく多くの保護者にも知ってもらうために!
私水梨が啓明館教師へ突撃インタビュー!
今日はその第1弾の様子をお伝えします。


今回のゲストは、“ビッグ先生”こと、永島泰弘先生です!

§1 教師を志したきっかけ

水梨:早速ですが、中学受験の教師を志したきっかけは何だったんでしょう?
永島:大学入試のときに、予備校で日本史の授業を受け、あまりの面白さに衝撃を受けまして、あんな風に通史(古代~現代)を教えることが仕事になればいいなあと漠然と思っていたんですよね。いざ仕事を探す段になって自分の好きなことを仕事にしたいと考え、自身も元中学受験生であったので、中学受験の社会の教師をしようと考えたのがきっかけでした。
水梨:実際に教師になって、いかがでしたか?
永島:元々かなりの「緊張しい」なので、駆け出しの頃は苦労しましたよ。最初は話すことや途中に入れるギャグなども含めた授業計画をかなり綿密に作らなければ授業ができなかったくらいですね。
水梨:へぇ~、永島先生でもそんな時代があったんですね。

§2 永島先生のパーソナリティに迫る ~休日の過ごし方~

水梨:ところで、永島先生と言えば休日の過ごし方がなかなか面白いみたいですよね。休日は何をされているんですか?
永島:生来出不精なので、できるだけ外に出るようにしています。落語を観覧しにいったり、プロレスを観戦したり。
水梨:なるほど、プロレスとの出会いはどういうきっかけで?
永島:私の世代の男子は、程度の差こそあれ、プロレスを通ってきたんですよ。中学生時分の小遣いでは、「週刊プロレス」を買うと昼飯が食べられなかったので、お腹をギュルギュル言わせながら舐めるように「週刊プロレス」を読んでいました。
水梨:ああそうか、当時はインターネットとかないですもんね。
永島:そうですそうです! 激動するプロレス界の情報を得るには専門誌を買うしかなかったんですよね。
水梨:では落語との出会いは?
永島:中学生時分にテレビの深夜放送で見た演芸番組がきっかけですね。昨今人気の立川談春や志らくは当時まだ二つ目(筆者註:落語会の階級。前座→二つ目→真打と昇進する)だったんですよ。大学時代から東京の定席の寄席にも足を運ぶようになりまして、軽妙な語り口や噺の引き込み方などは現在の仕事にも学ぶものが大きいです。授業中にバンバン机などをたたきながら話をするのは完全に上方落語の真似ですね(笑)

§3 永島先生のパーソナリティに迫る ~名所旧跡の旅~

水梨:あとは、永島先生といえば旅行でしょうか。長い休みになると、全国各地の名所旧跡を訪れているようなイメージですが、そうするようになったきっかけは?
永島:授業をしていて、やはり自分で見たもの、食べたことのあるものについての話は子供にも実感をもって話せる、と思ったのがひとつのきっかけです。何年かかけて47都道府県を巡ろうと思いたち、数年前に達成できました。
水梨:それはすごい!
永島:ただね、達成感はあったものの苦労もありましたよ。なにしろ全都道府県をめぐることが目的になったので、効率よくまわることを優先するあまり、四国全県+大分県を3泊4日で消化(徳島阿波踊り空港→香川に鉄道で移動、高速バスで高知に移動し桂浜、坂本龍馬記念館を見て一泊、翌日鉄道で四万十→愛媛、道後温泉で2泊目→翌日フェリーで大分に移動して別府で宿泊)したため、ほぼタイムアタックのような慌ただしい移動の仕方になってしまいました。あれはさすがに疲れた(笑)
水梨:でもその分、得るものも大きいのでは?
永島:その通りです。授業でも時折、各地で見たものや食べたものの話をします。先日の5年生の交通の授業では、「船はモノを運ぶ費用は安いが速度が遅い」の説明として佐渡に行った時の話を子どもたちにしました。東京から新潟まで上越新幹線で行くのより、新潟から佐渡までフェリーで行くほうが時間がかかるという話。やっぱり、子どもたちの食いつきもよかったですね。
ちなみに、ここからは余談ですが、私が行ったのは冬で、冬の日本海は季節風の影響を受け荒波になる。まさに東映映画のオープニングのような状態で、普段乗りなれない自分にとっては地獄のようでした。そんな中でも地元の方々は平然と酒を飲んでいました(笑)
水梨:慣れって恐ろしいですね(笑)

§4 中学受験生へ向けて

水梨:では最後に、子どもたちに向けて、メッセージをお願いします!
永島:なら、「社会の成績を上げるには」という話をしましょうか。成績アップのためには、短期的には「手数」を増やすこと。社会の勉強を1日にまとめて1時間やるよりも、3日間で20分ずつやったほうが絶対にできるようになります。そして長期的には、いろいろな情報を以て、各出来事や地名などのつながりが意識できるようになると記憶が強化されると思います。ぜひともがんばってほしいですね。よっしゃ! 啓明館!!

いかがでしたか。
「一日休養、一日教養」とは松下幸之助氏が週休二日制を導入する際に言った言葉ですが、各地に足を運んで実地で得た教養が永島先生の授業には生きているんですね。

次回をお楽しみに!