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そしてかがやく



先日授業をしていたら、隣の教室で授業をしている教師のこんな声が聞こえてきました。

そして~かがやく~ボブンノハァン!♪

(B’zの「Ultra Soul」のサビのリズムで脳内再生してください)


いきなりどうしたと怪訝に思い、あとでその教師に事情を聴いてみると、円すいの展開図が右下の図のようになっていて、側面のおうぎ形の中心角が「360度×(底面の)半径/母線」で求められる。とても大事な内容ですので、「ボブンのハ~ン」と唱えて(歌って?)いたということでした。

ぞうせん

考えてみれば、啓明館の教師はよく歌います。社会の授業では、造船業の盛んな街を童謡「ぞうさん」のメロディーに乗せる「ぞうせん」の歌なんかもあります。
(「お鼻がながいのね~」のところから“神戸・玉野・坂出……”と都市名を列挙していきます。「こ~べ・たまの・さかい~で」みたいな感じです。原曲の「お鼻」の「な」の音符に玉野の「たま」二文字を乗せるので、少し独特のリズムになります)

歌わないにしても、覚えてほしい内容をリズムよくまとめあげて披露してみせることも少なくありません。おうぎ形の面積を求める公式〈半径×半径×中心角/360度×円周率〉を覚えやすく「半・半・分・円」とシンプルに唱えたり、オの長音は「王様(おうさま)」のように“う”で表記する場合と「遠い(とおい)」のように“お”で表記する場合とあるのですが、後者のパターンを「遠(とお)くの大(おお)きな氷(こおり)の上を、多(おお)くの狼(おおかみ)十(とお)ずつ通(とお)る!」とリズムよく覚えたり。


先日、担当するクラスの生徒のお母さんと話す機会がありまして、
母「先生の歌った「ぞうせんの歌」を子どもが家に帰ってきてからもずっと歌ってまして……」
私「いや~嬉しいですね~」
母「それで、私まで覚えちゃいましたよ(笑)」
というお話をしました。
やはり子どもたちが楽しんで勉強している姿を見られるのは、我々としては嬉しいことです。

我々啓明館の教師は、生徒に何としても学力を身につけさせよう!楽しんで勉強してもらおう!という熱い思いで、毎日の授業に臨んでいます。
保護者の皆さんも学生時代、「すい・へい・りー・べ……」(元素の名前を覚える)とか「ひとよひとよにひとみごろ……」(2の平方根)とか、ぶつぶつ唱えながら覚えた記憶があると思います。あれは「テストに出る」から必死に覚えたわけで、我々啓明館の教師が「ボブンノハ~ン」と熱唱するのは、印象づけのため……というより、我々のノリがよければやっぱり子どもたちも楽しく勉強してくれる。子どもたちにウケると、我々もさらに教え心が沸き立ってくる。そんな感じでしょうか。
現在はコロナ禍で、教室でみんなで歌うというのは難しいのですが、気兼ねなくみんなで大合唱しながら楽しく勉強できる日々が戻ってくることを心待ちにするばかりです。

さぁ、今日の授業も子どもたちをたくさん楽しませて、しっかり教えるぞ!

水梨