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ホーム > 目黒佳菜の啓明館日記 > ニンタ・ラ・マンタロウを見る前に

ニンタ・ラ・マンタロウを見る前に



人生の糧としている言葉、皆さんにはありますか?

私は幼い頃から父に言われてきた「努力は必ず報われる」という言葉。

いや、ある程度の年月を生きてきて、報われないこともあることは重々理解しているのだが……でも心の底から努力は報われると信じている。



そういえば、小学5.6年の担任だった高橋先生が言っていた
「俺はトイレに入ったら、必ず1番遠くにあるスリッパを履いて、そして出る時には必ずそのスリッパを綺麗に並べて戻す。お前たちもそういった大人になれ!そういった大人が世界を救う!」という言葉。

「万人の心に残る名言」とは言い難いが、なぜかいまだに高橋先生の表情や声色までが心によみがえってくる。

やはりそれは、私にとっては紛れもなく「人生の糧となる言葉」なのだ。



啓明館は、本当に多くの卒業生が遊びに来てくれる塾だと思う。特に2月から5月あたりは、進級しました・卒業しました・就職しました等、様々な報告をするために、1年の内で1番多くの卒業生が顔を出してくれる時期だ。
綺麗になっていたり、ダンディーになっていたり、すぐには名前が出てこないこともあるが、名前を聞いて「あ~~すぐにはわらかなかったよ~大人になったね~久しぶり~!」なんて会話をした後、思い出話に花を咲かせていると一瞬で「あの頃」に戻ってしまう。

不思議で、ちょっぴり照れくさくて、とっても嬉しい時間。
その中で感じるのが、実に多くの卒業生が啓明館で聞いた言葉を「人生の糧」としてくれていること。

例えば、啓明館のスローガンであり、各教室に大きな文字で掲示がされている「学力を以て社会に貢献する人材になる」という言葉。
先日、遊びに来た卒業生(この春から大学に進学・高校生の内に起業もしたようだ)が、「僕が生きる上で、ベースとなる言葉になっているんですよ。」なんてことを言っていた。

私の教え子も、大学に入学する時に「目黒先生の【最高の応援団は、頑張った過去の自分】という言葉を、ずっと心に留めてきたんです。」と言ってくれた。

おいっ、泣かせてくれるぜ。



きっと生徒にとって「教師の言葉」というのは、我々が想像している以上に大きな影響力を持っていて、だからこそ自身の発言に責任を持たなくてはいけないし、だからこそ出来うる限りのポジティブな言葉がけをしていかなければならないと痛感する。

厳しいことを言う必要がある時だって、「なんでそれができないの」ではなくて、「なんでそれができないの、あなたともあろう者が」というスタンスでいなくてはならない。

そしてもし教師として、その生徒が今後の人生の糧としていけるような言葉を1つでも贈ることができれば、そんなに嬉しいことはないし

「人生」とまではいかずとも、「その日1日ハッピー」になれる言葉を贈ることができるだけで、最高のやりがいになるのだ。



そうそう、息子の潜在意識には「だいじょうぶだいじょうぶ」という言葉をすり込もうと画策中。自分自身も大好きな絵本である、いとうひろしさんの「だいじょうぶだいじょうぶ」を定期的に読み聞かせている。

何かあった時に、「だいじょうぶだいじょうぶ」という言葉を心に留めて、乗り越えていって欲しいんだよな。
ありきたりな言葉ではあるけれど、すっごく大切な言葉であるような気がして。

「ニンタ・ラ・マンタロウ(注1)が見たい!」って言われたって「ねーねーニンタ・ラ・マンタロウの前にさ、絵本読もうよー」と言いながら、読み聞かせを続けるぞ。


(注1)「忍たま乱太郎」のこと。最近息子がハマっている。「母親あるある」かとは思うが、可愛い言い間違いは、なかなか訂正できないのだ。「言葉」に関して長々と書いてきた後に、こんなことを言うのも何だが…。