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ホーム > 目黒佳菜の啓明館日記 > 小さな小さな

小さな小さな



最近、なんとなく生活を整えたくて
(ちょっぴり恥ずかしいけれど、もっと率直に言うと「素敵な暮らし」に憧れて)

「そうだ、動画を見て素敵な暮らしを勉強してみよう!」という思いに至った。

Youtubeにあまり明るくない私ではあるが、検索をしてみるとそういった動画が驚くほどたくさんあって、その中で1つ音楽や雰囲気や全体的なトーンが好みであったチャンネルの動画を順番にいくつか見ていくことにした。

ある1人の女性にフィーチャーをして、朝起きてから寝るまでの「1日の流れ」を覗き見ることができる動画。それぞれ10分前後にまとめられており、オシャレだ。

編集がオシャレだから余計にオシャレに「みえる」という要素もたぶんにあるとは思うのだが、それぞれ家の内装もオシャレだし、キッチン・食器類もオシャレだし、洋服もオシャレだし、お化粧をさっさっと軽くしかしない感じもオシャレだし、とにかくすべてがオシャレなのである。

今にもたじろいでしまいそうなオシャレシャワーを浴びながら、1つだけ私にも真似ができそうなことがあった。

それは多くの女性が、朝に一杯の白湯を飲んでいること!

そうか、朝に一杯の白湯を飲めば素敵な暮らしをする素敵な女性になれるんだと、おおいなる勘違いをした私は、そこから「朝一杯の白湯習慣」を続けることにした。

はじめは特にこれといった効果も感じなかったのだが、それが不思議と、「何かを継続している」という自信が自分のパワーとなり、まだなんとなくの域ではあるが出社をする時に背筋がビシッとしている気がするし、より健康になりたくて就寝前のストレッチを始めてみたりもしているし、心が穏やかなので日々の家事も以前よりも丁寧にできている。体の巡りが良くなっていることが根本にあるのかな。

小さな小さなきっかけ、小さな小さな自信、自分の中での小さな小さな成長が原動力となり、より良い自分を目指して進んでいけることを知った。


先日、担当している3年生の授業で嬉しいことがあった。2年生の頃から担当をしている啓介くん(仮名)は、入学当初から漢字テストがとっっても苦手。なかなか良い結果を残すことができなかった。漢字の勉強を忘れてしまったか逃げてしまったかの時には2~3点。基本的には5~6点をウロウロ。もちろん一生懸命勉強をしてきてくれて「惜しい!」という時もあるのだが、どうしても満点にはいかない。8点9点ドマリなのである。

そんな啓介くんが先日、漢字で満点を獲得したのだ!

クールな彼は、そこまで大げさに喜びを表現していたわけではないが…

私はキッチリと見ていたよ。斜め下を向いて、ニヤニヤしていたところを。私自身も嬉しくて「お~!啓介くんおめでと~!」とおおいに褒めると、ペコっと嬉しそうに頭を下げてくれた。

そして、算数の担当にも「先生、僕、人生で初めて漢字で満点取ったよ。」と報告をしていたそうだ。(あくまでクールな表情での報告だったとのこと笑)

そう、後で知ったことだが「啓明館初の漢字満点」ではなくて、なんと「人生初の漢字満点」だったようだ!!

は~その情報をあたまに入れた上で、彼の「斜め下を向いてのニヤニヤ」をリピート再生したいな。きっと、より格別なニヤニヤに感じられるだろうなぁ。(そんなことを妄想しながら、私自身もニヤニヤ)


啓介くんが「人生初の満点」を獲得した後、4回の漢字テストを実施しているが、すべて8点9点か満点を獲得してくれている。5~6点をウロウロしていた生徒とは思えないほど、別人のようになってしまったわけだ。

きっと「漢字で満点を取れた」という、大人から見れば小さな小さな出来事が、啓介くんにとっては大きな自信となり、そしてモチベーションとなり、それ以降も自宅での勉強をしっかりと頑張ってくれているのだと思う。

それぞれの生徒にとって何が「きっかけ」になるのかはわからない。きっと漢字が苦手な生徒全員が、1回の満点によって人が変わったように点数が取れるようになれるのかというとそうではないのであろう。だからこそ、どんな場面においても諦めることなく声がけをし、励まし、信じ、その生徒の「きっかけ」がくることを長い目で見守ることが必要なのだと感じる。

それぞれにとっての、小さな小さなきっかけ、小さな小さな自信、小さな小さな成長の訪れを長い目で見守ることのできる、心の広い教師でありたい。




ちなみに、私にとっての「小さな小さなきっかけ」となっている朝一杯の白湯習慣。

それによって健康も上向き、心も前向き、家事も以前より丁寧にできているし素敵な暮らしに近づいているはずだ。

その内、
朝食のお味噌汁を出汁からとっちゃうようなキラキラした女性になっているはずっ♪


(小声: いや、朝食はロールパンで勘弁してほしい…)