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ホーム > 塾長 後藤卓也のつぶやき > 後藤卓也先生に聞く算数の勉強法

後藤卓也先生に聞く算数の勉強法



「算数のノートが白紙なんですけど、ウチの子、ちゃんと授業を聞いているのでしょうか?」。入塾したばかりの保護者からよく尋ねられる質問です。

私は基本的に算数の板書をさせません。大切なのは「解説を聞き、一緒に考えること」だからです。「聞いているかどうか」を確認するために「24÷3=8。この8は何を求めたのかな?」と問いかける。「そう、りんごの個数だよね。じゃあ次は何を求めればいいのかな?」と、「一緒に考えているかどうか」を確認する。常に発問を繰り返し、一手先を考えさせ、正解への道筋を自分の足でたどらせていく。そして最終的には、最初から最後まで自力で解けるように仕向けていく。それが正しい算数の指導だと私は思います。

「A→B→C→D」というように、正解までの正しい道順を教え込もうとするのは「教師の性」のようなものです。しかしそれでは「自分で解く」力は育ちません。ちなみに私たちの塾では、予習・復習用の解説映像を大量に配信していますが、一番大切なのは「一時停止ボタンの押し方」だと常に指導しています。つまり解説映像が「A→B」まで進んだときに「あ、わかった」と思ったら映像を止めて、その先は自分で解く。最後まで映像を見ているだけでは、「わかる」から「できる」に進むことはできません。
きちんとノートがとれている、まじめに映像授業を見ている、それなのに算数の点数が上がらないとしたら、それは「自分で」問題を読み、解答への筋道を考え、式を立て、計算して答えを出すということをしていないからです。

「自分で解く」ことを優先させると、どうしても時間がかかります。10分かかっても解けなければ、解説を読む・映像を見る・ヒントを与えるといった働きかけも必要でしょう。でも最後まで教え込むことはしない。それが算数の力を伸ばすための鉄則なのです。
(朝日小学生新聞2019年6月)