グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > 塾長 後藤卓也のつぶやき > 「スゲェ奴」いきいき紹介

「スゲェ奴」いきいき紹介



年に4、5回、学年ごとに近隣の私立中学を借りて、月例テスト兼保護者会を実施している。
保護者会は通常、冒頭40分程度で開催校が学校紹介を行い、その後の2時間ほどで私たちが学習のポイントなどを話す。ところが、先日のA校(男子校)の保護者会は一風変わっていた。学校からは口頭の説明はなく映像だけ。それもよくある学校紹介のDVDではなく、在校生の「リレー・インタビュー」だったのだ。
「A校で『スゲェ』って思える人いる?」とインタビュアーが尋ねる。「同じクラスのBかな。イベント仕切らせたら誰もかなわない」
すると次はB君が登場する。イベントを仕切る楽しさや苦労を語り、最後に「部活の先輩のCさんはマジでスゴいです」。今度はC君が登場して……というように、部活・勉強・趣味・人柄など、自分が「スゲェ」と思える同級生や先輩、後輩を次々紹介していく。
ただそれだけの内容だが、過去に見たどんなDVDよりも「A校がどんな学校なのか」が伝わってきた。
アクティブ・ラーニングやICT教育、グローバル教育……。どこの学校説明会でも語られる“お約束”のキーワードだ。だが、やはり教育の基本は人と人との関係だ。教師と生徒の関係はもちろん、6年間を一緒に過ごす仲間との関係ほど思春期の成長に重要なものはない。尊敬できる先輩がいる、マジでスゲェと思える同級生がいる、自分を慕ってくれる後輩がいる。
もちろん人と人との関係は「縁」だから、ある学校に進学すれば必ず素敵(すてき)な縁にめぐりあえる、というものではない。ただ「6年間で一番大切にしたいものが何なのか」というA校のメッセージは保護者にしっかり届いたと思う。
企画自体も素晴らしいが、「スゲェ奴」を称賛する生徒たちの表情は最高に素敵だった。褒められた方もスゲェけど、他人を認め、褒める方はもっと格好よかった。生徒たちから、とても大切なことを教えられた。