グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > 塾長 後藤卓也のつぶやき > 「悔しい」は成長への一歩

「悔しい」は成長への一歩



新年度の塾の授業が始まって早2ヵ月。今年は、週4日は1学年2クラスの小さな分校舎の6年生と3年生、残りの週2日は本部校舎の3~5年生を担当することにした。
2クラスだと子供の学力差が大きいため授業運営に工夫が必要だが、そんな経験は何度もしている。それよりも一番苦労したのは、去年までは6年生クラスの大半が4~5年生から教えてきた子供なのに対して、今年はほぼ全員が初対面ということだ。
おまけに私は塾では最年長で、「超怖い」という噂が浸透している。だから、「質問がある人」と言っても誰も手を挙げない。小テストの交換採点が終わると、点数を隠そうと見直しもせず答案を引き出しにしまってしまう。
そこでこんな話をした。
「みんなは、テストの点数が悪くて『悔しい』と思っている?それとも『恥ずかしい』と思っている?
今、答案を引き出しにしまった人はたぶん『恥ずかしい』とか『怒られる』という気持ちの方が強かったんだろうね。その気持ちはよくわかる。でもね。ひとつだけ約束する。僕は『点数が低いこと』と『忘れ物』に関しては絶対に叱らないから」
それから、自分がずっと“忘れ物大王”だったことや、怒られるのが怖くてすぐに隠し事をする小心者だった話をした。
「『恥ずかしい』『叱られる』というのは他人の目を気にしているだけ。だからバレずにやり過ごすことができればそれでいい。ただそこからは何も得るものはない。でも『悔しい』というのは自分に対する思いだ。一生懸命やった結果なら余計に悔しいだろう。涙も出てくるだろう。だから『悔しいからもう一度教えてください』って言えるようになる。相手がどんなに超怖い先生でもね」
最近になって半数近くの生徒が質問のために教室に残るようになった。涙目になる子も増えてきた。彼らが大きく化けるにはまだまだ時間がかかりそうだが、その歩みは確実に進んでいる。